09テク選秘話7 断固たる決意: KAGAYAKING(輝き王) KAGAYAKI SNOWBOARD
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2009年06月20日

09テク選秘話7 断固たる決意

いよいよ最終種目のエアーが始まる。

試走が1本のみ飛ぶことができる。

無難にこなすということで成功率の高いバックサイド180°ジャパンを
やることにした。

この技には自信があったので迷いはなかった。

グループは後半組 天気も良かったのでアプローチが
あんまり良くない。

エアーも練習なので軽い気持ちで飛んでみた。

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しっかりグラブも決めることが出来た。

安心しきって着地した時、

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まさかの転倒どんっ(衝撃)

思ってた以上にランディングの雪が緩んでいて荒れている。
自信があっただけにエアーのミス。

頭の中が真っ白になった。

必殺技敗れる。

さずがにもうどうしたらいいか分からなくなってしまった。
このままいってもまた失敗する。

緊張と不安が重くのしかかる

その時、仲間から大丈夫!と声援が飛ぶ。
でも、思ってた以上ダメージが大きく返すことが出来なかった。

スタート位置まで上がり

このエアーで順位が下がってしまう。
もうどうしよう?もうだめだと思ってた時

「竹内君、まだ全然本気出してないね。本気で飛んで!」

中村君に言われた。

無難に飛べばいいという気持ちが失敗を招いたことに気づかされた。

エアーを飛び終えた後に中本優子が言っていた。

「どうせエアーが苦手だし、最後の種目だから失敗していいから
               後悔しないように全力で飛ぶ。」

2人からもらった言葉が僕に勇気をくれた。

守りに入ろうとした自分の愚かさと、全力も出し切らないまま
終わりたくないという気持ちが高まった。

去年のテク選に出すつもりでしたが前の選手の転倒に
ビビってしまい本番直前、封印してしまった。

この日のために練習してきた。
ここでやらなかったら今まで何のためにやってきたか分からない。

失敗してもいいから全力でやる覚悟は決まりました。

でも、自分の出番が近付いてくると心では覚悟は決まっていたが

体は正直で緊張で足が震えが止まらなかった。

足もとに力が全く入らない、軽い 足が宙に浮く

心が折れそうになる。

もうミドルターンの時みたいになるのはやだ!たので

足の震えを止めるために思いきり太ももからふくらはぎにかけて
叩いた。

スタート位置に来た時、足の裏の感覚を呼び覚ますために
ボードを上げて何度もバン、バンどんっ(衝撃)雪面に叩いた。

これをしたおかげなのか?

「恐れるものは何もない。」

断固たる決意が高まりました。

スタート!

アプローチを滑っているとき不安がなかった。
リップを踏み切って回り出したとき

全集中力をしていたせいか、物凄くスローに感じた。

グラブをしたが自分がイメージしたのとはほど遠い
失敗したが焦りはなかった。

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バックサイド360°ジャパングラブ失敗型


グラブしてから着地までゆっくり感じた。

そして無事、着地をした瞬間、時間が元に戻った。

相当のプレッシャーから解放された喜びの瞬間

思わずガッツポーズが自然と出た手(グー)

すべてを出し切ることが出来たことが嬉しかった。

エアーを後悔することなくテク選を終了することが出来ました。

一日ワンクリックであなたが輝きます! 
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posted by 輝き代表 at 21:15| Comment(3) | TrackBack(0) | KAGAYAKIストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
テク選秘話6に、コメントしたので読んでね!
Posted by ぐっち at 2009年06月20日 21:23
テク選秘話、ワクワクしながら拝見させてもらいました。ドラマですね、感動します!今考えると、あの時声を掛けずらかった理由がわかりました。失礼いたしました(汗)
 テク選DVDさっそく届いたので、輝き代表の秘話とリンクさせて見ましたよ。最高でした!
Posted by こいけ at 2009年06月20日 23:04
ぐっちさん

みました。

こいけさん

お久しぶりです。
大会の応援ありがとうございます。

こいけさん声掛けて下さいね。
人としゃべっている方が
気がまぎれて落ち着きます。
基本的にしゃべりたいので(笑)
Posted by 輝き代表 at 2009年06月21日 22:00
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